おんなのこきらい

映画「おんなのこきらい」を観た。

森川葵ちゃんが主演だから観たかったやつ。

キリコちゃんの性格が悪くてでもすき。自分なりのこうありたいっていうものがしっかりあってそれを叶えている子は見ていて気持ちいいし、ほかがどうだろうが関係ないっていう強さはうらやましい。でもこんなこが近くにいたら絶対仲良くなれないけどね。

わたしはキリコちゃんと全然違うけど、あー！ね！！！ていう共感部分もある。女の子だからこそおんなのこが嫌いなところが見えてくる。男の子は共感しにくい映画かもしれない。

この映画のすきなところが登場人物みんな性格が悪いところ。みんな人間らしい性格わるい人。

男の前だけ態度を変えて周りを見下すキリコちゃん

結局いい顔したいだけの幸太

誰とでも関係持っちゃうさやか

キリコちゃんの気持ち知ってるくせに知らないふりするユウト

戻ってくるっわかってて追いかけさせるユリエ 

みーんなイラつかせるところを持っててまあこんなもんだよなって思う。

キラキラした映画なのにドロドロしたところを描いててそのギャップにおもしろい！ってなる。キリコちゃんがユウトに降られて自暴自棄になったとき幸太が助けてくれた。恋愛映画なら本当の自分を見せられる幸太と上手くいくはずなのに、この映画はそうはさせてくれない。本当の自分を見せたって報われない。そのジレンマが苦しくなった。こんなもんだよなって虚しささえ感じるけど、最後、キリコちゃんがすっきりして顔をしてるのだけが救いだと思った。