輝く世界のはなし

ファインダー越しにみる世界

アニー

2.4 アニー

映画アニーを観てきた。アニメじゃない洋画となるといつ以来か思い出せないくらい久々。(たぶんハリー・ポッターの三作目以来)そのくらい洋画に慣れてないので吹き替えで。ミュージカルなら字幕のほうがいいのかなあって思って調べたら歌はもとのままとのことで吹き替えに。
CMでtomorrowと歌ってるのを観てこれは!行くしかない!と決めた。ミュージカルは好き。
いつだかのマンマ・ミーアを観ないまま終わってしまったのはいまだに後悔している。

外国の俳優さんを知らない私は最後までスタックスをエディーマーフィーだと、里親の意地悪なおばさんをアンジェリーナ・ジョリーだと思ってた。
私には黒い俳優さん=エディーマーフィーで見たことある女優さん=アンジェリーナ・ジョリーだった。
エンドロールでスタックスの俳優さんは聞いても知らなかったけどおばさんはああ!キャメロン・ディアスって知ってる!!!!てなった。そりゃそうだ。

元々のアニーは世界大恐慌のころのお話だが映画は現代版。孤児のアニーが携帯会社社長のスタックスと出会って世界がまるっとかわっていく。世界が変わっても自分は変わらないアニー、イエスとしか言わないアニーにスタックスはアニーを大切な人と思うようになる。

アニーの学校のシーン、大統領を紹介するところからにやにやがとまらない私。映画館とか劇場とか大きなところで大きな音で響く手拍子と足音のリズムに小さく足を動かしたくなる。ミュージカルのこういうところが好き。
走っていくアニーがスタックスフォンの宣伝をするスタックスのとなりを過ぎていく。ここでスタックスが実のお父さんなのかと思ったら違った。
一番のわくわく体が動きそうになったのがスタックスの家でアニーと秘書と役所のおばさんと三人でこの家気に入りそう!!て歌うところ。秘書とアニーが信頼しあう関係になることを予感付けてる感じもする。屋上のテーブルで躍りながら歌うところはにやにやが抑えられない。
スタックスのスピーチのあとにアニーがスピーチをして歌い出すシーン。今までの歌も素晴らしかったけどここは本当に震えた。歌にはあっとしたあと、スピーチが読めないで逃げ出すアニー。今までアニーは強い子だったけどここで初めて弱いところを見せる。字が読めないって元々のアニーの時代なら分かるけど現代のアメリカであることなのか疑問に思った。
アニーの本当の両親(実は偽物)が見つかったあとの里親のおばさん、スタックス、アニーと三人で歌い次ぐ歌。こういう心情を同じフレーズを使いながら歌うの好きなの!!12月に行った「劇団四季 リトルマーメイド」でもあったしそれこそテニミュでもあるしミュージカルではよくあるやつなのかな?歌い次ぐなかでどんどんこっちの気持ちが高まっていくように感じる。切ないて言葉しか出てこないけどぎゅーてなって涙がでてくる。
最後、一列で並んで踊って歌うところはもうまさに!ミュージカル!ていう感じで圧巻でした。

昔から愛されてる作品だけあって分かりやすくほろっと泣ける映画でした。