輝く世界のはなし

ファインダー越しにみる世界

シカゴ

借りてきた。これも検索するとよく紹介されていたやつ。

歌!歌!ダンス!ダンス!でおもしろい。今まで観たミュージカル映画は物語の中で自然に?歌いだす。だから「魔法にかけられて」みたいにえ?ここで歌うの??みたいになる。でもシカゴは始めのヴェルマの歌のシーンとかステージで歌うっていうシーン以外はキャラクターたちの妄想の世界。別世界。だから急に歌いだすとか意味わからないって人には観やすいんじゃないかな?
 
舞台はタイトル通りシカゴで主人公ロキシーハートはスターを目指しているが芽が出ずに、関係者であると言う男と不倫関係にある。しかしその男が関係者であることが嘘だと知り射殺してしまう。ママと呼ばれる女が牛耳る刑務所に収容されたロキシーは自分が舞台で見たヴェルマに会い、近づこうとするが冷たくあしらわれてしまう。ママのアドバイスで敏腕弁護士のビリーフリンに弁護を頼むが、お金がなく断られてしまう。しかし、ロキシーの夫が弁護を頼みビリーは了承する。嘘の話でロキシーは市民の注目を集める。ロキシーがヒロインになったことでヴェルマは自分と組もうと持ちかけるがロキシーに断られてしまう。注目を浴びるロキシーだが、別の人殺しをした女が注目を集め焦ったロキシーは妊娠をしたと嘘をつく。そのことで再度注目を集め、裁判で勝利する。しかし、その直後裁判所の前で女が旦那を射殺した事件が起こり、ロキシーは忘れられた存在となる。オーディションを受けても落ちるロキシーのもとへヴェルマが現れ自分と組もうと持ちかける。一度は断るが憎むより一緒にやったほうが得だとわかり、2人でショーにでる。

こんなあらすじ。好きなシーンは刑務所で犯罪者の女たちが自分が殺した理由を語るタンゴの曲。殺したけど殺される方にも理由があるわ!て歌。殺された旦那や彼氏役のダンサーとの絡みあるダンスがかっこいい!!特にヒ素を盛って殺した女のキスをするような風からリボンをぐってだすところがゾクゾクする。セクシーな衣装にセクシーなダンスだけど、わたし的にいやらしさを感じないのは体がきれいだからな?筋肉!て感じの体。
シカゴのキャッチコピーが「この街では、銃弾一発で有名になれる。」その通りで、ロキシーもヴェルマも最後に裁判所の前で殺した同じも有名になる。しかもこの有名は殺人犯だ!殺せ!とかって悪意のあるものじゃなくて、興味とか割と好意のあるものだと思った。不思議。ロキシーなんて不倫て非道徳的なことをした上に殺して、弁護士の作った都会に飲まれてーなんて嘘じゃ通じないレベルのことやってるのに。一人じゃスターにはなれなかったけどヴェルマと二人でスターになっちゃったわけだし。ロキシーは有名になりたいなりたいってだけでそのために努力するところもなく、無実になったあともオーディションに落ちているところを見ると実力はそこまでないみたいだし、殺人犯という価値だけでスターになったんだなあと。美女で殺人犯は魅力的。