輝く世界のはなし

ファインダー越しにみる世界

レ・ミゼラブル

ついにみた!これも見たいなー見たいなーで見なかった作品。やっぱり映画館で見るべきだったなあ。家でもぼろ泣きだったから映画館で見たらもっとすごかった!

今までみたミュージカル映画は感情が高ぶるときとか、見せ場!てときの歌だってけど、これは基本台詞も歌。日本語吹き替えがないことに納得。心が震えるってこういうことなんだなあ。

刑務所で奴隷のような扱いを受けていたジャン・バルジャンは刑期を終え、仮出所をするも身分証のため仕事もなく泊まることもできずにいたところを牧師に助けられる。しかし、ジャンはものを盗み、教会をあとにするが捕まってしまう。牧師はジャンの嘘である貰ったということを、本当であると証言しジャンは助かる。そのことでジャンは生き直す決意をし、事業を成功させ、フランスのとある市の市長となる。ジャンの経営する工場ではファンティーヌという女性が働いていたが子供に仕送りをしていたことから口論となり工場長に首にされていまう。働き口のなくなったファンティーヌは髪を売り、歯を売り、身体を売り、身も心もぼろぼろになってしまう。客と争いになっているところを憲兵に見られ、捕まりそうになるが、ジャンが通りファンティーヌを助ける。自分のせいで仕事がなくなったことに責任を感じたジャンは娘は自分が面倒を見ると約束し、ファンティーヌは死んでしまう。ジャンはファンティーヌの娘のコゼットと過ごしながら自分を追うジャヴェールから逃げ続ける。パリの街を訪れた際、コゼットはマリウスという革命家の青年と出会い、恋をする。この街の革命にジャンは巻き込まれていく。

こんな感じのあらすじ。
私はマリウスと出会ってからのシーンが特に好き。マリウスを一途に想うエポニーヌに惹かれてしまう。エポニーヌはコゼットがジャンが来るまで預けられていた宿屋の娘で、コゼットが酷い扱いを受けていたのに対し、かわいいかわいいと育てられていた。しかし、今は立場が逆転。詐欺をして生計を立てる親の手伝いをしながら、マリウスたち革命家と関わっている。エポニーヌはずっとマリウスを想っていたのに、突然現れたコゼットにマリウスは一目惚れしてしまう。そしてマリウスに頼まれ、エポニーヌはその恋路の手伝いをする。マリウスはエポニーヌの好意に気づいていないことはないと思う。それなのに、それだから手伝いを頼むのはひどいよなーとすら思ってしまう。エポニーヌは革命でマリウスを庇って死んでしまう。そのとき、初めてマリウスはきちんとエポニーヌと向き合ったように思った。自分を愛してくれたエポニーヌの大きさを知ったのだと思う。エポニーヌの切なさに感情移入してしまう。エポニーヌがマリウスの腕の中で歌うシーンは涙が止まらなかった。エポニーヌの存在、エポニーヌが昔一緒に暮らした少女なこと、マリウスと結ばれたのはエポニーヌのおかげなこと、このこのをコゼットは知らないまま幸せになることを考えるとなんとも言えない気持ちになる。
あと、革命で周りは既に降伏し、マリウスたちの砦だけになりそれでも戦うところ。建物に避難をしようとするが、街の人たちはドアを開けてくれない。革命を応援してくれたのに、最初は手伝ってくれたのに見捨てられてしまう。ここはつらかった。青年たちは街の犠牲となった。それでも最後まで平等を求めた青年たちに熱くもなった。

サントラをレンタルしてきた。ラブリーレイディと民衆の歌と宿屋の主人を楽しみにしてたらラブリーレイディと民衆の声が入ってない!!!!えええええええ!!!デラックス版的なのに入ってるようで…こちらはレンタルしてないから買えってことかなあ

コゼットのアマンダセイフライドはマンマミーア!のソフィ。こうやってあ!見たことある!てなるとうれしい。