輝く世界のはなし

ファインダー越しにみる世界

魔法にかけられて

BDを借りて魔法にかけられてを観た。
ディズニーのプリンセスアルバムを聴いてて「歌いながらお掃除」と「想いを伝えて」が大好きになったので借りてきた。

おとぎ話のお姫様ジゼルが王子様の継母に井戸に落とされて現代のNYへ。ロバートに助けられて過ごすなかでロバートに惹かれていくが、王子様が迎えにきてしまう。舞踏会に乱入した魔女によってジゼルは永遠の眠りについてしまうがキスによって目を覚ます。

たくさんのディズニーパロディな映画。ジゼルが動物とドレスを作るのはシンデレラだし、毒リンゴは白雪姫、眠りを覚ますキスも白雪姫、魔女のドラゴンは眠れる森の美女、ほかにもたくさんのパロディが散りばめられてる。
お姫様の力って周りを巻き込む力だなと感じたのが想いを伝えての歌のところ。現代の人たちはおとぎ話と違って歌い出さないっていうのがロバートたちの反応で分かっていたことだけどジゼルの歌に乗り出す町の人たち。ここが楽しい!!どんどん巻き込まれていく。ロバートが逆に置いていかれる。え?この歌しってるの??なロバートは視聴者の立場みたい。
お姫様は王子様とのめでたしめでたしじゃない魔法にかけられて。お姫様は王子様と結ばれるという概念にとらわれて一番苦しむのがお姫様のジゼル。でもキスで目覚めさせてくれてのは王子様じゃなくてロバート。キスは一番強い魔法だからそのことでロバートが好きなことを認められたのだと思う。
王子様がさすが王子様だなと思ったのがロバートにキスをさせるところ。エドワードはあほっぽいけど自分のためじゃなくてお姫様のために動けるところがさすが王子様だなと。エドワードもナンシーと結ばれて(たぶん一目惚れ)おとぎの国で幸せになれてよかった。
ディズニープリンセスは受け身な存在であることが多い。王子様と結婚することが幸せで受け身なか弱い存在。この結末がめでたしめでたし。小さいころディズニープリンセスを見てお姫様みたいになりたいなあそう思う女の子は多い。子供の頃にこういう作品をみることで女の子は王子様を待って結婚することが幸せなことだと考える。そのことが女性が受け身な存在だと植えつけるとか女性の地位をなんたらかんたらっていうのを授業で聞いた。たしかになあって思ったけど魔法にかけられては受け身なだけじゃなくて戦うお姫様。ロバートを助けるために魔女と戦って落ちてくるロバートを支える王子様みたいなお姫様。おとぎ話では受け身でいられたけどおとぎ話じゃない現代では受け身なだけじゃなくて強くあることも必要ってことかな。ロバートの娘のモーガンが登場の時柔道の袴のようなやつを着ていたのも現代の女性は強くなくちゃの表現なのだと思う。

ナンシーの人見たことあるなあって思ってたらアナと雪の女王でエルサの声をやってるイディナ・メンゼルだった!びっくり!