輝く世界のはなし

ファインダー越しにみる世界

レ・ミゼラブル

5月15日13時公演

映画で夢中になって観たい!観たい!てなった舞台のレミゼ
初帝国劇場。オーケストラピットがあってそこから生の演奏ってことに感激。音がものすごく奥まで響いてその音だけで泣きそうになる。あと椅子の座り心地の良さとか、ロビーの感じとか今までいった劇場との違いにショックすら感じる。いつもではないにしろここで推しを見れるジャニオタの方々がうらやましい。

映画と内容は同じはずなのにここまで印象が変わるのが不思議。マリウスってこんなに空気読めない子だった??マリウスの空気よめなさ、周りを巻き込むレベルからもうこいつ主人公だわ…てなる。映画を観て、全体の主人公はジャンバルジャンだけど、所々でこの人が主人公だなっていうのがあって、フォンテーヌとかエポニーヌとか。だけど、マリウスはそれを感じなくてエポニーヌが好きな相手、コゼットの初恋の相手っていうイメージだった。だけど、舞台はマリウスが主人公です!!!!ていう感じ。仲間が革命に盛り上がる中好きな人できちゃったんだよねーて空気の読めないマリウス、エポニーヌのわかりやすいアピールをがちで気がつかないマリウス(映画ではわかってない振りに感じた)、突然現れたコゼットといちゃいちゃマリウス、一人だけ助かるマリウス…主人公ですわ…。自分の意識の外で人が巻き込まれている感じ。マリウスがある意味影の薄い主人公な分、一層引き立ってたのがアンジョルラス。映画では革命仲間のメインってくらいの意識だったんだけど、かっこすぎ…。マリウスに比較して体格が良いのもあってもうかっこよさが強すぎだった。恋に腑抜けるマリウスを責めるところとかエポニーヌが死んだ後とかバリケードの外に行こうとするマリウスを止めるところとか…あげたらきりがないけど本当にマリウスはアンジョルラスがいるから革命できてるんだよ????ちゃんと感謝して????て感じがすごい。キャストが何人かいるからそのキャストによってもいろいろ印象がちがうんだろなーって思うとまた行きたいな

当たり前なことだけど映画と舞台は演出が違くて、んーここは映画のほうがよかったなあってところが多かった。まあそれは映画のが背景とかそういうのわかりやすいし、舞台は生だからすごく響くところがあってで別物だからしょうがないんだけど。わたしは映画で革命のシーンで民衆に見放されるところが切なすぎてすきだったから、そこが言葉だけで処理されちゃっててああそうなんだってなった。泣けたけどもっもぎゅーってなりたかった。革命のシーンは本当に好きなところが多くて、ほかにもアンジョルラスともう一人が撃たれるところも映画だと追い込まれて撃たれて外に宙づりっていう壮絶な死だったのに他の仲間と一緒に総攻撃くらって死んじゃうだけであっさり…。でもガブローシュの最期は舞台のほうがすきだった。倒れるガブローシュを支えるアンジョルラス…。いや、もうこれアンジョルラスがすきなだけかもしれない。

あと!もうエポニーヌ切なすぎてくるしい。マリウスなんかやめとけよってアンジョルラスに言って欲しい。映画ではエポニーヌとコゼットが会うシーンはなかったけど舞台ではコゼットの家から逃げる時に倒れたエポニーヌに駆け寄るコゼットがあ、っていう顔をしていた。エポニーヌがあのときのエポニーヌってわかった?のかな。当時とは逆転以上に立場が違う2人だけど、コゼットはあいついい気味とか思うタイプではないと思うからなんでこんなところに?みたいな。しかもマリウスと一緒でね。なんでマリウスを連れてきてくれたの?わたしのこと嫌いじゃないの?て感じなのかなー。エポニーヌかわいい。

あと、舞台の駆け足感がすごい。これ映画見てなかったら???なシーン多かったも思う。もともとそういう演出なのかな?

エリザベートのポスターを観てたら京本大我くんがでることにびっくり!しかも古川さんとダブルキャストエリザベート知らないんだけど二人とも優雅な外見だよなー